なぜ人は笑うのか

‘笑い’というものについて考えていきます。

お笑い視力の話。

 

以前、ガキの使いのフリートーク中に松本人志さんが

非常に興味深いお話をされていました。それは『お笑い視力』という考え方です。

 

見る対象が遠すぎると何かわからない。

しかしながら見る対象が近すぎても、これもまた見え辛い。

これは笑いにおいてもあてはまる。

あまりにも突飛なボケは意味が分からず、

ベタ過ぎるボケは笑いが起きない。なので見る者にとって

ちょうどいい距離感のボケをしなければ笑ってもらえない。

言うならばお笑い視力である。

 

『物が見える=ボケが笑える』と

ボケについての概念を視力に例えて説いたものでした。

 

この考えのミソとなっているのが笑いの受け取り手の

お笑い視力は千差万別であるということです。

性別や年齢の違い、もっと言えば地域によっても異なります。

20代をターゲットにしたネタと

60代をターゲットにしたそれとは発信する笑いも異なるでしょう

(最大公約数的に受取ってもらえる笑いも勿論あります!!…)

 

私が思うお笑い芸人の目指すべきものとは、いかに面白くなるかではなく、

いかに面白いと思ってもらうかにあると思います。

頭の中で自身が最高だと思うお笑いを繰り広げていたとしても、

理解されなければ只の変な人ですもんね。

この、自身と他者とのギャップのジレンマに苦しむ芸人さんは

つくづく厳しい世界に生きているのだなぁと思いました。

東京ダイナマイトさんについて

初めましてカエルの王様です!

ブログ開設一発目の投稿ということで僕が最近勉強させていただいている

東京ダイナマイトさんについて書きたいと思います!

 

東京ダイナマイト

1996年結成(現在のメンバーで活動を始めたのは2001年から) 

ツッコミのはちみつ次郎さんとボケの松田大輔さんからなるお笑いコンビである。

現在、吉本クリエイティブエージェンシーに所属しています。

 

 

笑いのスタイル

しゃべりのスピードは基本的に中速からやや低速ほど。

ボケの松田さんの滑舌の良さが相まって非常に聞きやすい掛け合いとなっています。

シュール系統の雰囲気を持った芸人さんであり、

確かな技術力と突飛な発想によってネタを展開していきます。

また一つのボケにたっぷりと時間を掛ける手法を取ることがあり、

はちみつ次郎さんのクレイバーなツッコミで締る!というスタイルが

大きな笑いを生み出している要因だとと思います。

また松田さんの声色と演技の幅によるキャラクターの演じ分けは凄まじく、

様々な設定のネタを繰り広げています!

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